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kumoism、くも

KUMOism

一つの物事に、必ず二つの見方がある

最近の作品

「二面性」という哲学理論で様々な見方をお見せします。人によっては、報道、娯楽、宣伝、芸術、教育となります。

日本と中国の二面性、解説まとめ

日本と中国の二面性の解説まとめ

さて、2つのストーリーはいかがでしたでしょうか? 1つ目のストーリーは中国視点から、日本を上回る軍事力と国家戦略の冷徹さを描き、2つ目のストーリーは日本視点から、現実を突きつけられたときに選ばざるを得…

日本と中国の二面性、中国編、第二章、汗と泥と友情と

第2章「汗と泥と友情と」日本と中国の二面性

第1章「霧の村を出る日」の続きです。 第2章「汗と泥と友情と」 入隊から数日後、私は北京郊外の新兵訓練基地にいた。駅から大型トラックに詰め込まれ、見知らぬ制服の人間たちに囲まれて運ばれてきたその場所は…

日本と中国の二面性、日本編、第一章、雨の戦場で失ったもの

第1章「雨の戦場で失ったもの」日本と中国の二面性

プロローグ 俺が自衛隊に入った理由を聞かれると、みんな真面目な答えを期待する。「国を守りたい」とか、「人の役に立ちたい」とか。でも、本当の理由は、そんな立派なものじゃない。 高校三年の冬、将来のことな…

日本と中国の二面性、日本編、第四章、静かな食卓、見守る影

第4章「静かな食卓、見守る影」日本と中国の二面性

第3章「土下座の交渉席」の続きです。 第4章「静かな食卓、見守る影」 北京の夜は、昼間の喧騒がすっかり消えていた。人民大会堂での長時間の交渉を終え、俺は迎えの車に乗ってこの晩餐会場にやってきた。高層ビ…

日本と中国の二面性、日本編、第三章、土下座の交渉席

第3章「土下座の交渉席」日本と中国の二面性

第2章「銃を置き、言葉を選ぶ」の続きです。 第3章「土下座の交渉席」 北京の空は曇っていた。首相専用機の窓から見えた街並みは、灰色の霞に包まれていて、遠くのビルの輪郭がぼやけていた。地上に降り立った瞬…

日本と中国の二面性、中国編、第三章、砂浜に響く心臓の音

第3章「砂浜に響く心臓の音」日本と中国の二面性

第2章「汗と泥と友情と」の続きです。 第3章「砂浜に響く心臓の音」 その日、海の色は濁っていた。空も海も、灰色の絵の具を溶かしたように、重く沈んでいる。尖閣諸島奪取作戦——その作戦名を聞いたとき、私は…

KUMOismのロゴ

2014年当時のロゴデザインではおそらく世界初の錯視を利用。チェッカーシャドウ錯視を活用しており、背景がグレーのグラデーションで、その上に同じ色の蜘蛛の巣を配置しているが、背景の色に応じて蜘蛛の巣の色も変わっているように見える。全体的に1:√2の白銀比を活用。KUMOは「雲 = 常に変化するもの。降らせる雨は良くも悪くもあるもの。目が曇ること。」と「蜘蛛の巣(web) = 蜘蛛は4万種類ととても多様。様々な物事がお互いに関連・依存してること。」の2つの意味がある。蜘蛛の巣は八角形で、八卦太極図や無限(∞)をイメージしている。道教(Taoism)には世界の解釈までしかできなかったが、KUMOismは、解決法や社会システムの構築まで目指している。

運営者:雲子

Kumoco、くも子、Yun Zi。諸子百家に憧れる哲学者・思想家・芸術家。幼少期に虐待やいじめに遭って育つ。2014年から2016年まで、クラウドファンディングで60万円集め、イラスト・データ・文章を使って様々な社会問題の二面性を伝えるアート作品を制作し、Webメディアや展示会で公開。社会問題は1つの立場でしか語られないことが多いため、なぜ昔から解決できないのか分かりづらくなっており、その分かりづらさを、社会問題の当事者の2つの立場や視点から見せることで、社会問題への理解を深まりやすくしている。

過去の実績

KUMOismのクラウドファンディング、campfire